hartmannのゲームあれこれ

適当にやってるゲームのあれこれを偶に書きます

WoT 私なりのCWEにおけるGMの考え方

 ASIAとEUエキシビションマッチを見て満足したはるとまんです。ATLUSとDE-VIの試合も終わり今度こそCWE「工業の夜明け」が終了したということで、GM管理できる方がもっと増えてCWがもっと活発になればいいなーと思って、CWEにおいてGM担当はどんな考えを持ってGM管理してるの?ってことを書きます。あくまで、私個人の考え方&私は中堅?クラン11BでGMをやっているに過ぎない存在なので参考にするもよし、お前の考えなんてしらんわぁぁあ!!!!!!!!!!と鼻で笑うもよしです。あとATLUSの皆さんお疲れさまでした!!

 内容は無いよう。

 割とまじめな内容。

 結構まじめな内容です。長文注意(10,000文字は超えます)。WGが書いたCWルールよりも長いじゃないかってのは言わない約束

 多分目次を見るだけでも最低限のことだけはわかります。

 

 

GMをやろうと考える前に

 物事何をやるにも適性というものが存在します。それはGMの担当といえど変わりません。GMの適性を判断する一番の方法は、物事をシンプルにとらえることが出来るかという点だと考えています。もちろん判断の適性さや応用力というのも重要ですが、それは経験でどうにでもなるものです。

 

 WGは物事を説明するときに難しく説明することが大好きです。CWのルールなんか一目で理解できる人なんて数少ないでしょう。しかし書いてあることは、結構単純なことが多いのです。WGとしてはルールの不備を指摘されたくなくて細かいところまできちっと書いてあるわけですが、それがかえって難解さを深めているわけです。解説記事とかも作ればいいのにね。

 

 と、WGが難しく書くルールをシンプルになおかつ的確に理解できる必要があります。シンプルにとらえられない人というのはGMに関わるべきじゃないと個人的に思ってます。GMの方針というのはクラン全体の共通意識にしておいた方がいいので、他人にもどうしてその判断に至ったかをわかりやすく説明できるべきです。そうじゃないとGMの担当とそれ以外で考え方の齟齬が起きますよ。そもそもシンプルに考えられない人はルールの把握でGMどころじゃないと思いますけど。

 

CWEのGMをやる上で大事なこと

 GMとしてCWEが始まるまでに絶対にやっておきたいことは、

  ①GMとしての最終的な目標を定める(クラン順位・車両獲得人数/獲得率)

  ②ある程度、全体の勝率を予想する ※重要度高

  ③最終的なボーダーラインを予想する ※重要度高

  ④部隊数管理などができるように専用のシートを作成する ※必須

  ⑤クラン名声の投資も含めて、クラン研究をどう行っていくのか考察する

  ⑥主戦場をどこの戦線に置くのか考える

です。(細かいことも含めればもっとあります)

 

GMとしての最終的な目標を定める

 これ次第でCWE中クランがどう動くか変わってきます。クラン順位がx4とかの係数がかかる順位とかでいいのだったら、クラン名声を犠牲に個人名声の稼げる戦闘を入れるとかそういうやり方もできるようになります。逆に車両獲得とかボンズオークションで獲得できればいいやってところは何も考えなくていいのでGMなんて基本いりません。大体クラン順位も車両獲得数もどちらも欲張ると爆死する可能性が高まります。そういう点では両方欲張って成功したATLUSはすごいと思います。

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私のGM目標

 私はこんな感じで目標を立てていました。あくまで最低ラインですけど。正直車両をできるだけ確保できるならクラン順位は高望みしませんでした。その代わり前回少人数だからこそ達成した並みの車両獲得率を求めました。そりゃあ10割全員取れればすごい楽なんですけどね。今の環境&ルールだと腕がなければ人生どぶに捨てなきゃ無理です。

 

②ある程度、全体の勝率を予想する

 非常に重要です。部隊勝率の予想をちゃんとしておかないと、勝ちすぎちゃって建ってる部隊数に対してIN人数が足りないだったりとか、逆にぼろ負けが多くて待機メンバーが数多く出てしまうなんてことになりかねません。前者に関しては嬉しい悲鳴ですが。前者だとペナもらいすぎなんてことになりかねませんし、後者だとクランの雰囲気が悪くなることにつながります。(待機しているだけの時間が長いと不満も溜まってくるものです)

 

 部隊管理にもつながりますし、ペナもらわない程度に戦闘数をできるだけ入れることが出来るようになるので、勝率予想の精度が高ければ高いほど車両獲得率が高くなることでしょう。分からなければ50%でも構いません。もちろん全部勝つつもりで100%に設定するのもいいでしょう。私はやりませんが。特に上級の勝率予想は大事です。

 こんな時のために普段から各指揮官がどれだけの勝率を叩き出せるか統計を取っておきましょう。通常CWがなくなったので進撃戦で統計を取るしかないですが。しかし、進撃戦では戦場の霧がないので統計通りにはならない事に気を付けてください。そういう意味では通常CWをなくしたのってすごい悪い判断だと思いますよWGAsiaさん。CWEのプレイ環境にも結構な影響を及ぼすので。

 もうだめさんは自分の指揮の勝率統計を自身でちゃんと取っているのでとてもえらいなって思いました。

 

③最終的なボーダーラインを予想する

 これも重要です。予想最終ボーダーをどこに設定するかによって引き上げを行うことが出来る人数が変わってくるからです。CWE「Fire Trail」は20000~25000の間で考えておけばよかったのですが、CWE「工業の夜明け」は25000~30000の間で考えなくてはいけなくなりました。まあ当初の私は今回のボーダーが20000くらいになりそうとかいう舐めたこと言っていましたが。

 中国圏の方々が自宅隔離という処置を取られているという中、主にその方たちがフルタイムで参加してきたというのもあって今回は基準が高かったわけですが、次回以降のCWEに関しても各クランのGMが洗練されてきているというのもあって基準は上がっていくでしょう。といっても今回の各クランのGMはどこかしらミスってるけど。

 あと最初から他クランメンバーのBANによる車両獲得圏内の滑り込みに期待するのはGMとして論外です。最初からそんなこと考えてるってことはGMに向いていません。素直に他の人をGMにしましょう。

 

④部隊数管理などができるように専用のシートを作成する

 シートの作成を他の人に任せてもいいので"必ず”用意しましょう。同時に何部隊動かしてるのか可視化することは重要です。その時間帯の人数過不足も表示できるとなおよしでしょう。情報の可視化ってほんと重要ですよ?

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こんな感じに同時に何部隊動かすか、その時間帯の人数が足りるか分かれば良い

 

⑤クラン名声の投資も含めて、クラン研究をどう行っていくのか考える

 クラン研究をどうするかについてはクランの状況によって変わるものです。基本「戦闘でのクラン名声」ぶっぱで構いませんが、ある程度上級・エリートの領土を取れるようなクランは「領土から得られるクラン名声」とうまくミックスさせて研究していきましょう。

 ある程度上級領土での勝率が高いクランであれば「上級領土への無料上陸」を研究してもいいかもしれません。エリートでの戦闘をやり続けるなら「タンクロック時間の短縮」を取ってもいいかもしれません。ただこの研究をできるような頃にはある程度遊んでもいいクラン名声があるクランだと思うので、研究出来るクランは非常に限られます。

 変換効率を上げる研究は毎日撤退&投資を行うクランなら有効です。まあ期待値で大まかな投資方針を決めておいて、実際にどうするかはその時に判断すればいいと思います。

 

 前回のCWEで3MINS(現ARE-S)にお邪魔させていただいた際に、いい感じにシートに纏められていたのでそれを画像として貼ります。

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抜けてるとこがあるけどそこはご愛嬌

 11Bが実際に投資したところが済になっています。主に戦闘経験値ぶっぱ、もうだめさんに期待して上級領地からのクラン名声ボーナスにある程度投資、基本毎日撤退&投資をしているので変換レート向上にも研究を割り振っていますね。ちなみに一番下に離れて書かれている数字はPAKINのそれぞれの投資具合です。天と地との差ですね。(PAKIN側は領地ボーナス含む)

 土日にうまくいかなかったのにも拘らず、研究状況はこんな感じなのです。11Bがもしも日曜に勝ちあがった上級領土全て取ってたら、戦闘でのクラン名声+500%まで研究出来た訳です。3つのミスだけで戦闘で得られるクラン名声が150%分変わるわけです。大きいですね。もしもその通りになってたらクラン順位は5位になっていたのではないでしょうか。まあ私的にクラン順位はどうでもよかったので、これで誰かを責めるなんてことはしませんけど。

 

 こんな感じで、ちゃんと投資してクランの体力をつけておきましょう。そうしないといざ引き上げという段階になった時にクラン名声が足りず、上級の上陸オークション投げられませんでしたって事態になっちゃいますから。もしもそうなっちゃたら目も当てられません。そのGM担当はクラン内から総スカンを食らうことでしょう。

 CWEの前半戦で投資したクラン名声はちゃんと戦闘をこなしていれば、最終的に投資した額の2倍以上になって帰ってきます。そこは安心してください。逆に、最終的なクラン名声が投資額の2倍以上になっていないクランは、投資をミスしているということなので次回からの方針を考え直した方がいいでしょう。クラン名声を個人名声に振り替えたという理由ならあれですが。

 また、投資せずに5日経つと変換効率が1.5倍になる一回限りのボーナスがありますが、個人的にあれは少数精鋭でやるクランか、最終的なクラン名声ポイントが50万以上になるとこしかやる意味がないと思っています。

 

⑥主戦場をどこの戦線に置くのか考える

 これは引き上げの際、どこの戦線で5倍戦闘を発生させるかということです。少数精鋭なら基本戦線、中規模クランは上級戦線、大規模クランは基本+上級、トップクランは上級+エリートで主戦場を置く感じにすればいいと思います。まあトップクランに関しては他のクランの獲得人数を間引きするために基本戦線でも戦うって選択肢があるかもね。

GMとしての仕事と考え方

 GM管理と名前はまとめられているものの、GMの仕事を大別すると、

  ①戦闘計画を建てる仕事

  ②GMの画面に貼りつく仕事※一番大変

  ③その他の戦略的な判断

に分けることが出来ます。

 

 ①に関しては、一日の戦闘が終わった後にGM達が集まってやっていることです。②に比べて時間の拘束自体は短いけども、拘束される時間帯が夜遅いです。また、考えられるパターンが相当数あるということでそれなりに重要度は高いところです。指揮官の配置、戦うマップの選別、部隊数の管理など考えること多く、この人の仕事次第で勝率が大きく左右されます。主に計画することが得意な人を充てましょう。

 

 ②に関してはみんなが戦闘をやっている最中に、負けて1部隊分人が余ったから追加で戦闘を投げたり判断する人のことです。また、各部隊間の連絡役もここに当たります。上級領土にどのくらいのクラン名声を投げるかもここに当たるでしょう。結構その場で判断しなければいけないこともあり、GMにずっと貼りついていなきゃいけないなど拘束時間がとても長いです。GMの仕事の中でこれが一番精神力と体力を使います。時間があり、なおかつ即時の判断力のある人をここに配置するようにしましょう。ちなみにこの仕事やると戦闘出れないし、後々の引き上げ組になるよ。

 

  え?今回の私はちゃんと戦闘やってたじゃないかって?それは、戦闘予定組むときに勝率も考えて組んでたからあんまりGMに貼りつく必要がなかったからなんですよ。部隊勝率の予想をちゃんとした上で戦闘予定を組んでおくと、この仕事をやる人の仕事量を減らすことにもつながります。つまりはGMの仕事が楽になることにもつながるので勝率統計はちゃんと取るようにしようね!

 あとSPGを乗ってたから戦闘の最中にGMを考えることが出来たというのもあります。CWEの序盤こそはGMやりつつも1軍部隊のメンバーとして907とかEBRで頑張るというのをしていたけども、GMを考えながらなのでEBRで横転したり動きが中途半端になったりと、もうだめさん筆頭に指揮官の方々には大変迷惑をかけてしまいました。

 そこでGMやりながらも戦闘にも出て、出力を確保する方法がないかと思って考え付いたのが自分がSPGに乗るという選択肢でした。案外嵌まるよこれ。GMのことを考える余裕もちゃんとあったし、ちゃんとダメも出せるしで自分でもCWでの自走意外とセンスあるのでは?って感じ始めたくらいですから。でもランダムでは乗りたくない。まあそういうわけで自分の戦闘数を確保できていた訳です。

 今回のGMが楽だったという感想を抱いた理由も、この②の仕事を11Bではほぼする必要がなかったからというのが大きいです。他のとこをちゃんとやってやっていれば、②の仕事は最小限にしてもGMは回ります。

 

 その他の戦略的な判断とは撤退&投資などの研究関連、引き上げ・足切りの判断、他クランとの外交などです。一番重要なところなので、他の戦略ゲームをやってるような判断が的確な人を置いてその人を総大将にすればいいでしょう。この人の仕事次第でクランとしての総合出力だったり、引き上げのしやすさが変わってきます。力を持たないところの外交なんて意味がないので、実際に外交を行うのはトップクラン同士になるんでしょうか?トップクランでのGMは経験がないのでそこら辺は未知数です。

 

 HOIやってる方や軍事系に強い方ならわかると思いますが、陸軍に例えるとすると、①は参謀本部、②は一司令部、③は大本営だったり陸軍総司令部みたいな感じでしょうか。あくまでイメージですが。

 

 それぞれの仕事を同じ人がやるもよし、別の人がやるもよしです。ただ注意しておかなければいけないのは、それぞれの仕事間での連携が非常に大事だということと、上記3つはそれぞれ仕事の性質が違うということを頭に入れておくべきでしょう。

  例えば②をやる人は、①をやってる人の考えをきちんと理解しなきゃいけないけども、②をやる人と①をやる人では考える先が違う(短期的な計画か長期的な計画か)ということでしょうか。もちろん①をやる人と②をやる人は、③をやる人の戦略を理解していなければいけません。戦略に沿っていない計画を建てると大コケするからね。あと実際に戦闘投げる仕事は①の人がやってもいいですし、②の人がやってもいいです。

 

 それぞれについて詳しく見ていこうと思います。

 

①戦闘計画を建てる仕事

 考え方としては基本なるべく戦闘数を入れる形でいいと思います。そうすることで負けなければいけない試合というのを作りやすくなるし、兵士の待機だけしている時間の減少にもつながります。上にも書いた通り待機だけしている時間が長いと結構不満が出てきます。

 GMやってる人にとってはこの対処をどうするかで性格が分かれるところであり、そんなのしらんわぁぁあ!!!!!!!!!!で通しても問題ないのですが、私はそういう不満を残してほしくない(当日の戦闘パフォーマンスに関わる)ので、戦闘数を増やすという形で対処しています。まあそれをすると今度は、指揮官が足りなくなるという問題が起きるので指揮官の数と相談ですね。(11Bは汚れ役を担ってくれる指揮官がちゃんといてくれてるので良かった)

 ここで注意しておきたいのがあまりに戦闘数を入れすぎると、ある地点より急激に勝率が下がるということです。戦場の虎時の11Bなんかがまさしくこの例でした。11Bとしては初めてCWEに参加したイベントなのですが、この時は戦闘数を入れすぎて、指揮官級が分かれてしまって部隊の強さを維持できなかったりだとか、ピックがぎりぎりになってタクを説明する時間が全くなかったりとか、戦闘数を入れすぎることによる悪い面が表面化しました。CWE通しての勝率も悪いの一言で、今になって考えてみると車両獲得率に関しても40%という悪い結果でした。ただ初参加ということもあって、当時のクラン内での評価というものは大成功でしたが。今回のCWEに関しても土日でうまくいかなかった原因の一つでしょう。ちょっと反省。

 なので勝率に悪影響が出ない範囲内&指揮官の数・IN人数と相談しつつ戦闘数をできるだけ入れるようにする考え方が、一番理にかなった考え方なのかなと思います。後は投げるマップは指揮官が得意なマップにして、期待勝率を上げることも忘れずに。

 

 ちょっとここで閑話。期待勝率を上げる方法について。現有戦力にて勝率を上げるには指揮官に頑張っていただくのが一番手っ取り早いのですが、GMにも期待勝率を上げる方法はあります。それは指揮官が指揮しやすい環境を整えることです。

 一番のやり方は上に書いてある指揮官が得意なマップに投げることです。例えば、普段の指揮で勝率40%のマップと勝率60%のマップだったら、当然後者の方が期待勝率は高いです。

 後は相手クランを選ぶこともできます。トーナメント形式では完全にコントロールすることは出来ませんが。まあ腕前が弱~普通のクランが、「PAKIN」等のトップクランとPR平均3,000くらいの泡沫クラン、どちらを相手にした方が期待勝率が高いですか?という話です。これも当然後者でしょう。(11Bにはこれに当てはまらないあぽろっていう指揮官がいるけど)

 最後に、指揮官のケアはちゃんとしてあげましょう。指揮官だって人間です。ちょっとしたことで調子が崩れてしまいます。愚痴などちゃんと聞いてあげましょう。

 

 ということで閑話休題

 大規模にやっているクランは通常、この仕事+戦略判断(大体のクランは両方一緒にこなす)を5~6人程度でやっていると思います。私が行ったことのあるクランではそうでした。ATLUSようへいさんのブログ見る限り6人体制なんでしょうか。

 別に一人でも出来ないことはないですけど、緻密な戦闘計画を建てるには自分一人の知恵だけではなく、他の人の知恵も必要になります。「三人集えば文殊の知恵」と言われるくらいです。一人でも緻密に作れる人は是非その知恵をご教授願います。WoTにおける集団戦は、運営面も含めて人材不足に悩まされるクランが多くなってますから今すぐ教えてください。

 

 そう考えると11BのGM管理3人体制って、結構省力化してたんだなあ…

 

GMの画面に貼りつく仕事

 これについては、負けたり予想よりIN人数多いことが原因で戦闘を追加で入れる判断とか、各部隊の連絡役に関しては、別に何も言わなくても誰でもできるものだと思います。一つ言うとすれば、戦闘予定を作ってる人と相談しながらやると良いです。話した方がいいのは、どちらかというと上級の上陸オークションに投げる額の目安でしょう。

 まず基本的に上級での戦闘は2日目から始まるわけですが、最初の内は投げるクラン名声は最小限でいいです。どうせ他のクランも初日はクラン名声が余ってないわけだからね。

 あと各時間帯に投げる量っていうのは平日は前の時間帯の+200~+500pt、土日は前の時間帯の+500pt~+800ptで投げていればいいと思います。前日の同じ時間帯と比べても大体同じくらい増やせば問題ないかと。参考までに今回のCWEにおける上陸オークション額の推移を貼っておきます。画像が見にくいのは勘弁。

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CWE「工業の夜明け」における上陸オークション最低入札額推移

 最終日の21時、22時あたり、最低入札額が予想より跳ね上がってなかったのは完全に他のクランのクラン名声が息切れしてたからですね。こういう最終日近辺に息切れすることの無いよう、きちんと投資&研究への割り振りを行ってクランの体力作りをしておくべきなんですね。クラン名声に余裕のあるクランは他クランの息切れを狙ってオークション価格の跳ね上がりを狙います。11Bは(たぶんPAKINも)そうでした。今回はやるクランが少なかったのかあんまり成功しなかったけどね。

 なぜ他クランの息切れを狙うのかと言えば、息切れさせればそのクランは上級戦線に出てくることがなくなって引き上げが上手くいかなくなる分、こちらの引き上げが上手くいくようになるからですね。良い感じに言えばこれも戦略。悪く言えば(実際には違うけど)他クランの足を引っ張っているとも捉えられるでしょう。

 実際に投げる価格は、予想される最低入札額よりも余裕を持たせてしまって大丈夫です。ぎりぎりで投げてオークションから漏れる方がやってはいけない事ですから。ちなみに11Bでは実際の最低入札価格(各時間帯の一番高いところ)に比べて、それぞれ200pt~500ptずつ余分に投げていました。ぎりぎりで投げた場合と比べて20,000ptくらいは差がついているのですが、そのポイントで上級のオークションを落とすことがあまりなかったと考えれば相当安い買い物です。

 一つ注意しておきたいのが、同じ時間帯のそれぞれの領土で投げる額を変えることはあまり推奨できません。各領土最低入札額が違うじゃんってことでやる人もいるかもしれませんが、どこの領土は入札するクランが少ないって予想はなかなか当たりません。当たる可能性もありますが所詮博打です。GM経験の浅いうちは危険です。

 上には書きませんでしたが、戦闘でのピックの優先度を判断することもこの人たちの管轄になります。戦闘予定を建てる際にある程度ピック順を示してくれているものですが、いざ実際のピック時になるとピック順が前後することなんて多々ありますから。

 同じ領土での戦闘は同じメンバーで行くと、ピック時間の大幅な短縮になります。その分他の領土でのピックに余裕が出るので是非とも同じ領土での戦闘は同じメンバーでやらせましょう。タクによっては車両が変わってくるので車両が変わったところだけ人を変える形にするのがいいと思います。同じ領土なのに人を交代することは、結構兵士の不満要因になったりします。

 

③その他の戦略的な判断

 CWE中の外交についてはやる機会がないのでよくわかりません。通常CW時の外交と似たような感じなんですかね?私がCWEでやってるのはとてもじゃないけど外交と言える代物ではありません。そもそも他のクランに声をかけること自体があまりないです。11B自体がそうです。だから他クランとの合流話を持ってくるのに苦労するんですよ。

 撤退&投資の判断については、基本戦線で戦うorクラン名声が結構稼げるところ以外は1.5倍のボーナスを使うメリットが薄いので、基本は毎日のように撤退&投資を繰り返していいと思います。

 撤退の際の変換効率ですが、基本は8割変換~9割変換でやっていきましょう。それ以下は、場合によりますが大体投資する必要性は薄いです。今回のFORTなんかは最後の方に効率(多分)5割未満の投資をやっていたんですが、あれをやってなければクラン順位はより上位に位置していたと思います。

 10割変換は翌日の17時台の上級に投げられないというのもあってやる意味を感じられません。まあ17時台の上級で戦闘起こさなくていいor上級の無料申請ができるor基本でしかやらないクランは10割投資を全然やってもいいです。研究は上に書いた通りです。

 引き上げ・足切りを行う基準ですが、私はこれを決めるときにできるだけ私情をはさまないようにしています。GMや運営の手伝いをしてくれている人は絶対引き上げるというのは例外です。これに関しては私情というよりはクランとしての総意でしょう。私情をはさまないようにするためにするために誰を引き上げるかなどは機械的に決めています。

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 上の例では、最終的なボーダーが26732pt・一日当たり平均して全員7500ptずつ引き上げを行うことが出来ると想定して残り3日あるのであれば、その時点で4232pt以上で今後もちゃんと出席できる時間帯を確保できる人は全員引き上げを行うことが出来るという感じ。この画像の例では残り4日までは全員引き上げられると考えることも出来ます。

 この時点である程度(0~9割)の人たちはボーダーを超えているor今後も普通にやればボーダーに届くような人たちになっているので、実際に引き上げを考える人数というのは大体のクランで10人前後、多くて15人前後になっているはず。それ以上というのはクランの能力がパンクしてしまいます。普通に考えたら、CWEの後半だけでクランの2割以上の人たちを全員15,000pt以上引き上げなくてはならないというのが、如何に難しいことかわかるはずです。勝たなきゃいけないということを考えると、1試合で入れられる引き上げ対象者は限られてきますから。

 まあこのやり方でやれば、待機はめっちゃしてくれるのに引き上げメンバーに入れられなかったとかそういったことはほぼなくなるでしょう。ほぼと書いたのは、全ての指揮官に「この人ピックしたくない」と思われた人はどうしようもないからです。

 引き上げが上手くいってるかどうかはFame Lookupで車両獲得圏順位に入ってる人の数が日ごとに増えていってるか、減っているかで判断すればいいと思います。増えているクランは引き上げが順調にできているクランです。あなたのクランはGMが上手です。もっと胸を張ってもいいと思います。

 

その他いろいろ

 上記に含まれないことをいろいろここで書こうと思います。

 

期間の区分について

 今回のCWEは期間が11日間でした。意外とこれの期間って長いです。だってGMにとっては11日間、17時~深夜帯まで基本ずっとPCの画面に貼りついてなきゃいけないわけですから。これでもギャンビットの頃(約1か月間)と比べるとずいぶんと短くなったんですねえ…当時GMを担当していた人は単純にすごいです。

 

 ちなみにその頃の私はというと、そもそも集団戦をやっていませんでした。2014年~2015年は当時のクラン「PRVDA」やその後継クラン「IZVST」でCWをやっていましたが、しばらくは集団戦を辞めていたのです。(私が907を取ったのは戦場の虎の時だった)

 受験とかでWoT辞めているときにPRVDAが崩壊していたなんてこともあったからね。ちなみにこの時も私は副指令でした。お前いつも副指令やな。あと、そのままWoT引退しておけばよかったぞ。

 この事件から知る人ぞ知る「私にとっては不名誉この上ない」テンプレが生まれることになったのです。このテンプレが生まれた後にぎあくんの23秒爆散勲章というネタが出来て、テンプレは陰に隠れた(ように見えた)ので、ぎあくんにはとっても感謝してます!!ありがとう!!

 なお、カッコつきで「ように見えた」と書いたのは11Bに入った時にネタを覚えている人がいたからです。11Bに入って一番後悔した瞬間です。そういえば昨年11Bが分裂した時もちょうど私が仕事でWoTを離れていた時でしたね。ちょっとコンビニで(ry

 こんな昔の話をしてても「お前懐古厨か?」なんて言われかねないので、この話は終わり。また話が脱線してしまいました。

 

 えーと何の話をしていたんでしたっけ?そうだそうだ期間の話だ

 

 この11日間という期間を区分して、後半を引き上げ期間にして集中的に引き上げを行えるようにしましょう。大体のクランはそうしてます。最初の方なんて予想ボーダーの精度も低いし、前半はちゃんとクラン名声を稼いで投資とかでクランの体力をつける期間にするべきです。自力で取れる人なんかは前半終わった時点でボーダーライン超えてます。

 なので前半は1軍でクラン名声を稼ぎに行って、それ以外で後半の引き上げを楽に行えるようにみんなで戦闘を回すとよいでしょう。この時のピックを全員平均的に行っておくと、後半引き上げを行いやすくなります。

 11Bでは、7日目を引き上げの開始日にしていました。本当は6日目から始める予定だったんですけど、土日のミスで1日ずれてしまいました。引き上げ開始が遅れれば遅れるほど引き上げがつらくなります。

 引き上げを始まる前日は1軍部隊でちゃんと領土を取りましょう。引き上げの舞台となる5倍戦闘の数を増やすためです。1日に起きる戦闘が全て5倍戦闘なら引き上げは相当しやすいものになるでしょう。

 

兵士から出る不満について

 CWEを回していく上で切っても切り離せないのが兵士から不満が出ることですね。

 GMってのは大体運営を兼任しているもので…(GMと運営を同じ区分にしてたりする。私的に2つは結構違うものだと思っているのですが…)そうした不満の対処にも追われるわけですね…もちろん無視することもできますけど。ただ無視してると大体はクラン内がギスギスしますので、おすすめはしません。不満を解消する方がいいです。

 

 私が運営をやっていた中で多かった不満というのは、やっぱりピック関連です。なんで同じ領土での戦闘なのにピック変わるの?とか、引き上げに入ってるかどうかの2つ。前者は私がGMをやってからは聞いてないし、後者に関してだと元々の11Bのメンバーはチーフとか持ってる人が大半ということもあってあんまり聞かない。大体は外部クランと混ざった時に聞くくらいですかね。11Bになじんだ人は中々他クランの方針に慣れることなく11Bに戻ってくる(気がする)

 まあひどい方法かもしれませんが、戦闘数だけやらせて「あなたはピック自体はちゃんとされています」っていう力技もあることにはあります。戦闘数だけやらせる方法は上手いこと勝ってくれればちゃんと車両取れるのでやった方がいいんですけど。

 

最後に

 いろいろなことを書きましたが、これらの文章が各クランのGMにとって役に立つことがあれば幸いです。新しくGMを担当してくれるような人が増えるならばとても嬉しいです。それ以外の人にとっても、GM担当がやっていることの理解を深めていただけるなら嬉しいです。

 

 あと通常CWをなくすっていうWGAsiaの考えは本当誰が考えたんでしょうね?確かにCWの人口が減ってはいるが、進撃戦の人口が増えている状況においては進撃戦のフォーマットを使って何とかしたい気持ちはわからなくはありません。でもCWだからこそ通じる一発タクの練習とか戦場の霧があるからこそ成立することもあるので、CWE以外に唯一戦場の霧システムがあるCWを消すのはねえ…

 

 結局、12600字強になってしまいました。ここまで読んでいただいてありがとうございました。私は通常CWがなくなったので、しばらくGMから解放されます。やったー